ゲーム制作において品質基準はどこまで必要か

プロジェクトマネジメントの本を読んでいて、品質基準の話が出てきました。
ソフトウェア業界における品質基準とは、「この処理をしたときのレスポンスは1秒以内」などの基準です。
このほかにも、「すべての画面からトップページに戻るリンクが張られている」などもそれに当たりますね〜。


で、ソフトウェア業界では重要な項目だとは思いますが、ゲーム開発に置いてはどこまで必要なのかなぁと考えてみました。
しかし、「ロード時間は3秒以内」などの基準を設けても、ゲームによっては「ロード時間などは多少長くてもいいから、最高の映像美を」というコンセプトで作ることもあるでしょうし、ジャンルによっても全然違ってきます。
仕様においても、誤解を恐れずに言えば「意図的に不便にする」こともありますし、実際それが効果的なこともあります。
そう考えると……各ハードメーカーが決めている作成基準(というものがあるのです)以外はあまり必要ないのかなぁと。
(モバイルとかリリース期間が短いもの・量産するものは別で、社内で品質基準を作るのもアリかと。前に在籍してたとこには存在してましたし)


ただ、それは全くそういうチェックをしなくてはいいということではなく、個々に基準を設けてのチェックはあればあるだけいいと思います。
「簡単な処理に長いロード時間がかかる」などは、明らかにNGですし。
……しかしこう考えると、「気をつけてチェックする」というどうしようもない結論になってしまいますねorz
唯一思いつく具体的な解決策と言えば、QC部門(クオリティーコントロール部門)をチーム外部に置くことでしょうか?
うーん、それが最良な気がしてきました……。
まあ、QC部門を立てても、「何となく面白くない」とかでNG出されそうで、それはそれで難しい問題ですが。
なかなか難しいテーマですね〜。