『「予告.in」に不正コード埋め込み 閲覧すると2chに犯行予告投稿』

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/04/news021.html
XSSクロスサイトスクリプティング)の脆弱性をつかれ、サイトにアクセスしただけで犯行予告が投稿されるようになっていたとか。
記事を見たとき、「すごいこと考えるなー」とちょっと笑ってしまいましたw
いや、ふつう思いつきませんってw


実は今回の事件、「予告.in」の生い立ちを知ってるとちょっと別の見方が見えてきます。
私も詳しいワケじゃありませんが、「予告.in」は次のような理由で創られ、このエピソードによって有名になったサイトです。

 矢野さんは11日夜、「増田寛也総務相が来年度予算の概算要求に、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を盛り込む。費用は数億円かかる」という内容の報道を見て、「インターネットの仕組みを使えば、0億円で数時間でできる」と考え、実際に1人で2時間で作ったという。

「インターネットの仕組みを使えば、0億円で数時間でできる」のは真実ですが、それは個人でやった場合のこと。
企業や、はては国がやるとすると、同じシステムでやったとしてもこういうバグを絶対に出してはいけないので、費用も期間もかさむわけです。
最近は安易な企業や国の批判が目立つので、この機会にちょっと養護してみたくなりましたw


あ、「予告.in」は実際に役立ってますし、個人であれば今回のようなことも許されると思うので、そっちの批判というわけではないですよー。(企業だったら、XSSでこういう事件やっちゃうのはちょっとマズイかと)
やっぱり、商売にするとフットワークが重くなるのはどこも一緒みたいですわー;;