ゲームプロジェクトマネジメント勉強会#1

http://sites.google.com/site/gpmahome/studysession01
土曜日に勉強会を開いてきました!
内容はプロジェクトマネジメントのお話。
対象は母校(専門学校)の卒業生(+現役生)で、15人ほど集まりました。

立ち上げまで

この会は3ヶ月ほど前から「できたらいいなぁ」と思っていて、2ヶ月くらい前から具体的に動き始めました。
きっかけはIT業界の勉強会。いまIT業界では、ブームなのかわかりませんが毎週何十という勉強会が開催されています。(勉強会一覧としては、「IT 勉強会カレンダー」が有名。私もお世話になってます)
これを知ったとき、こういう場があることをうらやましく思いました。
ゲーム業界で勉強会と言ったら、いまのところIGDAくらいしかないんじゃないでしょうか。(あれも規模が大きいので、こういう勉強会とはちょっと違うかな)


そういった状況に加えて、ずっと興味があったプロジェクトマネジメントとかAgile開発をゲーム業界ベースで語れる場が欲しかったということもあり、自分で立ち上げてみようかなと思うようになりました。
そして、ちょうど仕事も忙しくない時だったということもあり、実行に移したわけです。


そんな背景もあって、興味はあったけど二の足を踏んでいたIT業界のイベントや勉強会にも行ってみるようになりました。
いままで3つのIT系の会に参加させてもらいましたが、「これは良い物だ! 是非やろう!」とテンションも上がって、準備は結構楽しかったですw(大変だったけど……)

内容前半

開催までの背景はそんな感じで、こっから内容です。
前半は言い出しっぺの私の発表でした。
初回はどんなことやればいいかなぁと考えたとき、ゲーム業界って「プロジェクトマネジメントって何?」な人も多いと思うので、まずはどうしてプロジェクトマネジメントの視点を取り入れるべきなのか、具体的にどんな手法があるのかあたりを語るのが妥当かなぁと思いました。
ということで、つくった資料が下の資料になります。

SlideShareは使うの初めてだけど、上手くいってるかな?
話しながら前提のスライドなんで、ちょっと見づらいところあるかもしれませんが、そこは勘弁ということで。
一応、WebにUPするに当たってちょっとだけ削除したり、当日発表の流れの関係から削ってあったスライドが入ってたりと、編集してあります。(削除は自己紹介あたり。追加はV字モデルとかスパイラル開発とか)
業界外の自分がIT業界のことについて語っているので、間違いがないか不安だったりするのですが……間違ってる部分あったら指摘ください!w


参加者側の反応は思ってたよりも興味を持ってくれたかな?
スライド使ってのプレゼンなんて学生時代以来だったんで、ちょっと楽しかったw

内容後半

後半はライトニングトークスとワークショップ。
LTは今回初回なんで、スタッフが挑戦。
「どうしてRPGの村は襲われるのか?」という題材で、素敵に軽い雰囲気で語ってくれました〜。(本当は2人予定だったんだけど、都合により1人キャンセル)
今回はお試し版という感じだったので、次回はスタッフ以外も巻き込んでいろいろやってきたいっす。


後半メインは「タイムラインによるふりかえり」というワークショップ。
実はこれ、「オブラブ忘年会(http://d.hatena.ne.jp/Minamo/20081205/1228516131)」のテーブルセッションで私が参加したやつをまんまパクらせてもらいましたw
後半も発表にする予定でしたが、これに参加してみて「これだ! こっちの方が面白い!」ということで急遽変更w
前の週にスタッフ2人とカラオケに入ってリハをやり、当日に挑みました。
自分含めて3チーム(ウサギさんチームとカメさんチームとあとひとつなんだっけ?ww)に分かれてやったんですが、どのチームも上手くいったようです。

その後

その後、スタッフ含めて10人ほどで飲み屋へ〜。
いやぁ、これ、店予約するのに苦労したんですよw
忘年会シーズンを舐めてました……2日前にメンバーがFIXして店探したんですけど、7・8件目でやっと空いてるところを見つけました。あれは焦った〜w

感謝とか次回とか

そんな感じで、つたない進行ながら割と上手くいった感じでした!
「次回もスケジュール合えば参加したいです」と何人かから言ってもらえたのは嬉しかった〜。
スタッフの2人、会場を貸してくれた母校の方々、参加してくれた方、そしてお手本を見せてくれたIT勉強会のスタッフには感謝感謝です!


次回は1月後半になりそうだけど、なにやろうかなぁ……。
そうそう、今回参加した人いたらコメントくださーい!w

補足:オススメの書籍

何人かからオススメの本を聞かれたので、ちょっとだけ紹介。


http://d.hatena.ne.jp/Minamo/20080615/1213554985
半年ほど前にこんな記事を書いてました。
うわ、いま見ると日経BPのあのシリーズばっかりだw
うーん、いま選び直すとしても、とりあえず「ピープルウェア」は絶対に入ります。
内容が全て正しいかどうかは置いておいて、これを読むと「プロセスではなく人に焦点を当てる」という考え方を取り入れることが出来ると思います。


http://d.hatena.ne.jp/Minamo/20081211/1229016819
あと、PMBOKの概要を学ぶので一番オススメなのは先日紹介した「プロジェクトマネジメント リテラシ」です。
上手くまとまっていますし、ITの知識が無くても読めるという点でもオススメ。


http://d.hatena.ne.jp/Minamo/20081011/1223762999
あと、アジャイルってどんなの?という感覚をつかむためなら「アジャイルラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」がオススメです。
全部読むにはITの知識(特に用語)が必須ですが、そこは読み飛ばしてもOKなので。(1,2,3,8章あたりなら読めると思う)