「プリンス・オブ・ペルシャ」
- 出版社/メーカー: ユービーアイ ソフト
- 発売日: 2008/12/18
- メディア: Video Game
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色々と気になる点は多いですが、なかなか良い作品でした。
まずは良かった点から。
- 簡単操作で一見すごく見えるアクションができる。
- エリカを利用するアクションが特徴的かつ面白い。
- 全体的にシンプルにまとまってる。
- 遠景が美しい。
まず、とにかく絵づくりが美しい!
イラストチックな独特のシェーディングと、アサシンクリード時代から定評のある遠景がいい絵を作り出してます。
アクションも操作は単純ながら、プレイヤーが「自分すごいじゃん」と思えるような見せ方になっています。
他人のプレイを見ているだけでも、華麗な動きなので面白いかもしれません。
次、不満点。
- 日本語訳。
- 無駄に長い戦闘。
- 輪っかのアクション中継点が見づらい。
- 意図と違うアクションが出て落ちることが結構あった。
もー日本語訳がひどい!
エキサイト翻訳で翻訳したのをまんま使ったんじゃないだろうかと疑いたくなるレベルです。
最初は笑ってられたんですが、途中からウザくなってきました。
あと、このゲーム絶対に死なないのですが、その割には戦闘が長いかなぁと。
アクションがうまい人ならすぐに終わるんでしょうけど、絶対に負けないのに15分かかったときは投げたくなりました。(ホント、プレイがヘボいのもあるとは思うのだけど……)
そして、不満というより「こうだったらもっとよかったなぁ」と思うところが1点。
アクロバティックなアクションがこのゲームのシステム的なコンセプトだと思いますが、その割にアクションの自由度が低い気がしました。(ちょっと低い地形に飛び降りようとすると「落ちた」判定になって飛び降りれなかったり……)
もう少しシンプルさが削がれてもかまわないので、もっと自由に跳んだりはねたりしたかったなと。
このゲームって、基本は決められたルートを進む形なのです。
「こんな行き方もあったんだ」という発見がほとんどありません。
せっかくこれだけのアクションが用意されているのだから、マリオ64くらいの自由度やショートカットがあったらもっと楽しかったのになぁと。
と、ここまで良かった点と不満点を述べてきましたが、総括としてはあの絵づくりだけでも買って損はない作品です。
XBOX360版は本数伸びてないようなので、PS3版(今月発売だったような)に期待。
この作品って実はシステムがファミコン並みに単純なので、ホントはライトユーザーにもオススメしたいんですが……翻訳で洋ゲー具合がばりばりに出てるので、いまいちオススメしきれないのが残念なところです;;