「BLACK LAGOON」を一気に

いまさらながら、アニメ「BLACK LAGOON」を見ました。ずっと見たいと思ってたんですよねー。
この冬休みかけてじっくり見ようと思ってたのに、昨日と今日の2日で24話一気にいきました〜。


ロアナプラという無法者の集まる架空の都市を舞台に、ヒロイン・レヴィが終始拳銃ぶっ放すアニメ(ぁ
ラグーン商会という裏社会で生きる運び屋の4人がメインのお話です。
ハードボイルドな雰囲気でよかったですよ〜。人死にすぎだけどw
芝居がかった台詞回しが最初は違和感あったけど、次第にそれも楽しめました。
ノリは全然違うけど、少し「カウボーイビバップ」を思い出しました。


3話ほどで1つの話が終わってしまい、短編の寄せ集めみたいでちょっと短いなぁとは思ってましたが、ラストは6話使って大きな話があったから満足。(1つの話が短いのは、原作コミックスが月刊誌だからというのもあるのだろうけど)
しかし、最後の日本編ではメインメンバー4人のうちふたり、ダッチとベニーがほとんど出てこなかったのは残念かも。 ん?日本編といわず、後半の13話以降、総じて影薄かったかも。
あ、日本編といえば、レヴィの格好が「エルフェンリート」のルーシーと似てて笑いましたよw(どっちもおんなじような性格だし)


全体を通して大きなテーマとなっていたのは、主人公ロック(緑郎)の立ち位置。
元は日本の企業戦士だったロックは自ら裏社会に飛び込みながらも、
殺人や誘拐などの裏社会での日常に染まることもできず、かといって逃げることもできない。(後のほうは人が死ぬのには慣れてたっぽいけど)
ここでのポイントは、ロックが自ら選んでラグーン商会に残ったこと。
だから、「これがここのルールなんだ」と言われてしまえば何の言い訳もできない。
イヤだったら、逃げればいいのだから。
悪いことに何のためらいもなく、ロアナプラに染まりきったヒロインのレヴィとそのことで何度ももめながらの葛藤は、くどくなりすぎずになかなか上手く描かれてました。(そもそも「なんで日本に帰らなかったの?」という一応の理由付けはあるものの、いまいちそこは納得行かないけど)
それを一番上手く利用していた日本編は、そういう意味でもお気に入りかな。
(キャラ的にはヘンゼルとグレーテルが好きだけども)


Wikipedia見てたら、なんか海外で評価高いらしい。
人の死ぬ数と海外受けは比例してる気がしないでもない今日この頃……。
上で書いたとおり、これは純粋に面白い作品ですけどね。コミックも気になってるので、いつか買うかも。