『第3回 「見過ごされているわけで……」――底辺の著作権事情にぼやく』

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0804/28/news090.html
著作権の実情のお話。
特に出版業界の話で、あっちの業界は契約書無しで進めることがほとんどらしいです。
法律上のお話はよくニュースにあがりますけど、実情はこっちですよねー。


前にドワンゴのミクJASRAC登録問題で、ドワンゴがクリプトン側に「契約書無しで進めるのが業界の常識なんで」的なことを言ったという話があり、ユーザーに「んなことあるわけないじゃん」と言われてましたが、(音楽業界は知らないけど)ゲームでも契約書切る前から作業始めてることなんてざらです。(私はできる限りNDAだけは先に結ぶようにしてますが)


実際にそうなんですよね。
ゲームはまだしも、アニメとかは特にやってられないと思います。
だって、1日分の作業のために契約書切ったりとかしてられないじゃないですか。
だから、みんな「本当はしなきゃいけない」のを解っていながら、「(すごい少ない作業で)契約書切りたい」と言ったら「なに言ってるの?」という反応が返ってきてしまう業界になってるんだと思います。
おそらくこの記事で書かれてる出版業界のお話もこれと同じかと。
(とはいえ、個別の契約はまだしも、基本契約は結んでおくべきだと思いますけど)


むー、このあたり、難しいですねー。
ただ、実情を伴わないまま、法律的にこねくり回してもあんまり変わらないだろうというのは事実じゃないでしょうか。
これに限らず、正しい管理を100%潔癖にやろうとすると、オーバーヘッドが生まれて逆にみんな幸せになれないですからね。
80:20の法則のようなもので、80%〜90%うまくいく位の管理方法がちょうどいいかと思います。