「アジャイルソフトウェア開発スクラム」
アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)
- 作者: ケンシュエイバー,マイクビードル,テクノロジックアート,Ken Schwaber,Mike Beedle,長瀬嘉秀,今野睦,スクラムエバンジェリストグループ
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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考えてみたら、アジャイル開発関係の書籍ってアジャイル全般について述べたのと、XP関連をいくつかしか読んでなかった気がします。(リーンソフトウェア開発の本は積んでる……w)
内容は、SCRUMの基本的な説明+実際に導入するに当たっての考察や注意点、という感じです。
「とりあえずSCRUMをざっくりと知りたい」ということであれば、3章まで(70ページ弱)で問題ないと思います。
私も訳(もしくは原著の構成)に馴染めなかったので、3章まではちゃんと読んで、あとはざっくりと目を通しました。
これを読んだ時点でSCRUMの特徴をざっと挙げると
- スプリント(原則30日のイテレーション)
- スクラムチーム(現場の開発チーム)を特に重要視する →いうなれば「チーム駆動」かな?
- スクラムマスター(プロジェクトの責任者とは別に、スクラムを遂行する責任者。プロジェクト責任者と同一人物でも可)
- レベルの異なるいくつかのバックログ(それぞれ、要件リスト、WBS、個人のタスクリストのようなもの) →上ではああ言ったが「バックログ駆動」な気がしてきた。
あたりでしょうか。
どこかでSCRUMはXPを内包する、みたいに書かれてるのを見たことがあるんですが、(内包するかどうかは置いておいて)どうやら競合するものではなさそうです。
実際には現場ごとにXPやSCRUMのプラクティスから使えそうなものをピックアップするという感じで問題ない気がします。
もう少しSCRUMについて知りたいけど、書籍が乏しいのが難点かも……。