「おちまさとの交渉術」
- 作者: おちまさと
- 出版社/メーカー: ぶんか社
- 発売日: 2008/12/22
- メディア: 単行本
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おちまさとさんの本は「企画の教科書―ポケット判おちまさとプロデュース」以来かな。(リンク先の書評、我ながら内容の無さがひどいw)
この本の一番重要なところは、序文に書いてあります。
ただし、まちがえないでほしいのは、「交渉に正しい答えはない」ということ。
(中略)
相手、場所、案件、時間……、そのほかさまざまなファクターによって、結果を導く交渉のしかたは変わってきます。
(中略)
さまざまなファクターのなかで、とくに重要なのが「相手」です。
交渉術というのは相手あってものもであり、それを忘れてここで紹介している交渉術を使っても意味がないよ。ということです。
最初読んだときはそんなの当たり前のことだと思いましたが、読み進めていくうちに「相手次第だからその場で臨機応変に対応する」ではなく、「相手次第だから、相手に合せた準備をしておき、本番で臨機応変に対応する」という意味だったんだなと理解出来ました。
例えば「話題を臨機応変に対応できるように、その人の興味ありそうなことを8個思い浮かべておく」などです。
斬新なことが書かれているわけではありませんが、全編通して親しみやすい形で書かれているので、特にこのジャンルを読んだことない人にはオススメできる1冊です。
ふと思ったんですけど、「交渉術」と「おもてなし力」って共通部が多いですね〜。