『ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法』

議論の場でホワイトボードなどに板書するときのテクニックについての本でした。
書き出すことの利点(見える化の利点)、レイアウトのパターンと特性、色や矢印の効果などなどです。


本としては、言ってることの重複が非常に多く、ページ数に対して内容は薄かったです。
読んでいて、もう少し上手くまとめられなかったのかなと思ってしまいました。
ただその代わり、本書が読み手に訴えていることは明確でした。
それは、
「まずは描け。とにかく描け。話はそれからだ」
ということ。


おそらくここで語られているテクニックは、普段描き出す習慣のない人がいま読んでも、頭で理解出来るだけで身にならないでしょう。
私も「なるほどー」とは思いましたが、描き出すことに慣れるまでちょっと実践は難しそうです。


空中戦から地上戦に持ち込むために、議論の内容を見える形に書き出すことについては疑うまでもなく有効なので、私もまずは書き出すことを心がけようかと。
ちょうど本日ミニホワイトボードを手元に設置したので、まずはこれを活用できるようになりたいです。