「ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術」

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術

ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術

普通にビジネスマンとして働きながら本を出版するにはどうすればいいかというのを、順々に解説した内容でした。
重要なのは、この「ビジネスマンとして働きながら」というところと、「自費出版でない」というところです。
(ちなみに、タイトルの「40歳からの」は全く関係ありませんでしたw)


筆者は普通に会社に勤めながら7冊の著書を持っている方で、内容は主に

  • プロでない人がどういう風に本を書けるほどの情報を身につけるか
  • そもそも何について書くといいのか
  • 読ませる文章の書き方
  • 原稿・企画の持ち込み方

について、自身の経験を踏まえながらまとめてあります。


「発想法」「情報収集技術」「文章技術」「企画立案」など、それぞれの項目についてそれだけで本が1冊どころか何冊でも書けるようなテーマなので、浅い部分をかいつまむ感じではありました。
しかし、「サラリーマンが本を出すにあたって」という明確なコンセプトがあるので、内容の薄さを全く感じさせず、「このクオリティの本が書ける人のいうことなら、正しいのだろう」と思わせる質になってます。


私もいつか本を出せたらなぁと思っているので参考になるところは多々ありましたが、そうでなくても「勉強本」としてなかなかいい内容です。
あと、文章が読みやすい。
ということで、将来執筆を考えているか、「勉強本」系で何か探しているのであれば、素直にオススメです!
(……こうやって毎日文章書いてますけど、これ読んだ後だと、より一層自分の文章のヘボさに泣けてきますorz)