「大統領の料理人」
- 作者: ウォルター・シャイブ,田村明子
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ヒラリーの意外な一面が満載の、クリントンとブッシュに仕えたシェフの回想録
・健康志向が強い美食家のヒラリー
・夫人の留守中を狙って好物を食べたクリントン
・ジャンクフードばかり食べていたブッシュ
・日本の天皇を迎えるまでの大仕事
・同時多発テロ、その瞬間のホワイトハウス●ホワイトハウスで出された料理15品のレシピ付き
●解説文は手嶋龍一氏(外交ジャーナリスト)
もらい物の一冊なのですが、これは面白かった!
著者はホワイトハウスのシェフの長を長年勤めていた方で、キッチン周りのことだけでなくホワイトハウスで起きた出来事や企画したイベントのことが中心とされてました。
前半〜中盤は、当時ひどかったキッチンを改装するところから始めて、いままでの数倍の規模のパーティーを開きたいというオーダーにどう答えてきたか、というある意味著者のサクセスストーリー。
終盤は仕える人が変わってからの出来事で、9.11やホワイトハウス内での確執など、ちょっとした鬱展開です。
面白かったのは、大統領一家がイメージより普通の家庭に近かったこと。
大統領も自分たちと同じ人間なんだなぁとw
私は料理は全く詳しくありませんが、これは「ホワイトハウスの内側」という感じでなかなか楽しめました。
たまには毛色の違うものに手を出すのもいいですね〜。