「マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術」
- 作者: ジーン・ゼラズニー,数江良一,菅野誠二,大崎朋子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/12/10
- メディア: 単行本
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プレゼンの本は意外と読んでこなかったのですが、これはなかなかの良書です。
内容で印象に残った部分を箇条書きにすると……
- このプレゼンで相手に何をして欲しいかというメッセージを、1文で示せる内容にする(軸を作る)
- プレゼンテーションを設計する
- 時間内で終えるよう全力を尽くす
- 冒頭(もしくは序盤)に結論かそれに準ずるものを述べる
- 「自信」「確信」「熱意」を持つ
2番目の「プレゼンテーションを設計する」というのには私も常々思っていた点です。
面白くないプレゼンには、ストーリーがないことが多いのです。
メッセージ(コンセプト)を決めたら、次にプレゼンのストーリーラインを作ること。
これをやらないと、とりとめのない内容になります。
プロットを切らずにライティングを始めるようなものです。
あと、実際に資料作成の際に苦労するのが、「確信を持つ」こと。
意見を持っていても、いざ文章で断言するとなるとなかなか怖いモノです。
調べが足りなかったり、ちょっと考えたら矛盾が見つかったり。
プレゼンする際には自分の意見として断言しなくてはならないので、自分の考えを固めるという部分だけ切り取っても、プレゼンを行う価値があると私は思います。
このような感じにこの本には、いままで思っていたこと+αがコンパクトにまとめられていました。
今後プレゼンに臨む際には、一度この本の内容を反芻しようと思います。
というわけで、特に企画職の方にはぜひオススメします!