『くねくねハニィの「最近どうよ?」(その29):業界の突破口はネットワーク?』──北米市場の日本化

http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0901/21/news042.html
おなじみの海外ゲーム市場についての記事です。

要点

要点はこんな感じ。

  • 2008年11月売り上げ、Wiiが200万台オーバー。すごすぎる!
  • 北米市場はオリジナルがすくなくなり、「続編」・「映画ライセンス」・「スポーツライセンス」の比率が高くなるという“市場の日本化”が起きている。
  • 長く売れ続けるのではなく、初動に集中するようになってきたところも“市場の日本化”と言える。
  • そこでオンラインが鍵ですよ!
  • アドバゲーミングとか。(ゲーム内広告のこと)
  • パッケージのコンテンツ課金とか。(日本で言うとアイマスとかテイルズオブヴェスペリアとか)

北米市場の日本化

“北米市場の日本化”については、何となく納得です。
きっと、日本と同じ歴史をたどってるんだろうなあ……。
最近になって似たようなことをちょっと考えてました。
不況のせいもあるんでしょうけど、なんというか……ユーザーが慣れてきて、“新鮮味”と“わくわく感”が薄らいできたのかも。
(それ自体はコンシューマゲームというエンターテイメントが十分に広まった証拠だし、憂いでも仕方ないことだと思います)

アドバゲーミング

アドバゲーミングはそろそろ普及期に入ってもいい時期だと思うんですけど……いまいち流行りませんね;;
私が前に遊んでいたオンラインゲームのECOでも、いくつも実験的な試みがされてましたが、定着にはいたらずな感じです。
日本のネット文化は特に「企業がネットで金儲け(や宣伝)をするのは悪だ!」みたいなおかしな風習があるので、それも影響してるのかもしれません。
という感じで、日本でも試みとしては行われてますけど、流行る可能性があるとしたらまずは北米かな……と最近は感じてます。

パッケージソフトのコンテンツ課金

前にもちょっと書きましたが、パッケージソフトのコンテンツ課金(ネットで追加アイテム買ったり)は正しい方向性だと思います。
全く新しいソフトをネットで買うより、「中身」がどんなものか判っていて安心感がありますし、値段も少額ということでネット課金の中ではハードルが低いはず。
さらに、ゲームの「顧客満足度」が「収入」にダイレクトに繋がるという利点もあるので。(悪い点もいくつか思い浮かぶけど、利点の方が多いかな)


最近では「何か通信要素を入れるのは当たり前のこと」な雰囲気があるので、そこでもお金を取っていかないとただ単にコストが増すだけですし……。
このあたりは、もうちょっと創る側のハードルも低くなると嬉しいかも。いまは「ネットでコンテンツ課金もやる」っていうと、いきなりプロジェクトの規模がひとつ大きくなる感覚がありますから。