最近のゲーム業界は海外にとらわれすぎだと思う
↓【ゲームニュース一週間】各社業績発表にみる国内と海外ゲーム市場
http://www.inside-games.jp/news/335/33557.html
細かな数字は元記事を見てもらうとして、注目すべきはココです。
日本だから、海外だからと言うわけではなく、大艦巨砲主義やリソース配分の誤りが減益や損失として現れているといっても良さそうです。
海外事情にはあまり詳しくありませんが、日本のPSバブル期と似てるなと最近思います。(不況の影響を考慮しても)
海外に目を向けるのは大事だけど……
近頃ゲーム業界では「海外は凄い。日本はダメだ」と頻繁に聞きますが、そんな単純に語れるものじゃない気がします。
体系化することなどに関しては欧米の方が非常に優れているので、もちろんそういう面は大いに参考にすべきです。
ただ、あまりにも「海外は〜なので、日本は〜すべきだ」になりすぎているので、今一度日本の良さを見つめ直す必要があるんじゃないかなと。
現地人より日本人の方がその市場に詳しくなれるわけがないわけで、「海外市場をターゲットとして、海外の開発方法を真似る」のでは、日本のゲーム業界が“劣化欧米”になってしまいます。
どうも現状を見ると、そこに向かってる気がするんです。
セールスで大きく負けてるのは確かですけど冷静に考えると、
- ずっと前から北米市場の方が日本市場の何倍もある
- 現地の開発スタジオも十分に経験を積んできた
- 予算の桁が違う
あたりの理由で、当然と言えば当然なわけで……。
あ、それと、「そもそもセンスが違う」っていうのも大きな理由ですね。
結局は……
結局は月並みなまとめ方になってしまいますが、日本の良さをしっかり把握して、その上で海外を参考にしつつ成長していけるのが一番だと思う今日この頃です。
もちろんこんなこと判ってる人は判ってるんでしょうが、何も考えずに「海外は凄い」な人が多すぎるので書かせてもらいました。
まあ……感情的なことを言ってしまうと、結局は現状の“ゲーム業界の日本負けムード”が気にくわないだけなんですけどねw