「Programming in Lua プログラミング言語Lua公式解説書」

Programming in Lua プログラミング言語Lua公式解説書

Programming in Lua プログラミング言語Lua公式解説書

ついに出たLuaの公式解説書!
2部構成になっており、前半は機能ごとの詳しい解説で、後半(付録?)はネットで公開されているリファレンスでした。
↓後半はこれ
http://sugarpot.sakura.ne.jp/yuno/html/lua51_manual_ja.html


Luaは特徴の強い言語ではないので、いままで「普通こういうのあるよね」とかカンに頼ってた部分と、
リファレンスをひと通り流し見た知識だけで打っていました。
あと、CでLuaとのインターフェイスを実装してある部分は見る機会があまりなかったので、
ホント「なんとなくの理解」だったのです。


ちょうどいい機会だと思い読み進めていったら、なかなかに得るものはたくさんありました。
特に今まで意味が分かっていなかったC部分のLuaスタックや、
デバッグ系の「debug.*」命令群を全く知らなかったので、そのあたりは即実践で使えております。


その中でも「おお〜」と思ったのが、グローバル変数が全て、
環境変数「_G」というテーブルに格納されていること。(いままで如何に浅い理解だったかがバレますねw)
あとは「debug.getinfo」からコールスタックなどの情報が取得できるのは、なかなかに感動しました。


そんな感じで、一言で言ってしまうと「リファレンスだと説明不足でわけわからん部分がよく判るようになる本」でした!
なかなかこういう本って読む気になれないことが多いのですが、Luaを扱っているのであれば、一度読んでみるのもいい本かも。
翻訳も悪くないので、案外読んでて楽しかったです。